若宮正子さんと言えば、81歳でhinadanというアプリを開発され、昨年の6月にAppleのWWDC2017に参加されて、世界中に注目されていらっしゃいます。
昨日、若宮さんの最新刊を読んでみました。
この本を読んで、若宮さんの「あり方」について深く共感しました。
特に、次の3つの言葉が心に響きました。
ゆっくりでもいいから、ひとつずつ進歩したい。あと何年こういったことがやれるかわからいけれど、やれるあいだはやっていたいなあと思うんです。
生きているかぎり、「人間にしかできないこと」をやり続けたいなと思っています。なぜなら、それが私の生きた証となるから。「人間にしかできないこと」に必要なのは、”創意と工夫と、ほんのちょっとの遊び心”ではないでしょうか。
アメリカではこれまで「歳をとる=非常に悪いこと」っていう意識が強かったので、「アンチエイジング」なんて言葉が流行っていましたが、最近では「エンジョイエイジング」のほうにシフトしているようです。沈む夕日を追っかけたって、追いこせっこない。それだったら、沈む夕日を一緒に楽しんだらいいと思うんです。
また、若宮さんは現在の日本の学校教育の問題点と、これからの教育のあり方についてもこの本の中で述べられています:
平均点を基準にして子どもを評価するのではなく、子どもたちにたくさん失敗を経験させることでその失敗から多くの学びをさせること、そして一人一人の子どもがどこまで進歩したのかを見ることが大切だということ。
この本を読み終えて、
いまの自分がやっていることを、未来へどうつなげていくか
について深く考えることができました。。
本の内容があまりにもおもしろく希望を与えてくれるものでしたので、若宮さんのことをもっと知りたくなり、2014年のTED Talkを見てみました。
本当にエネルギッシュで非常におもしろいトークでした!
これからの100年ライフをどのように生きるか。
若宮さんのように心にたくさんの木を育てていきたいと思います。