JJ選択日記

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【ブックレビュー】 ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代

今回ご紹介する本は、アダム・グラントのOriginalsです。

 


ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (単行本)

  

  これからの時代は、

自分のまわりの世の中をよりよくするためのアイディアを

いかにたくさん生み出せるかが大切になります。

 

ほとんどの人が自分にはオリジナリティがないとい思っていますが、

誰でもオリジナリティを高めることができるとグラントは述べています。

 

この本の内容で非常に興味深かったのは、

先延ばしをすることが良い場合もあるということでした。

 

私は先延ばしをしない生き方をしてきたので

この視点が目からウロコでした。

 

実際、あえて先延ばしをすることで

会社が存続し続ける可能性が高まると言う例が示されていました。



さらに興味深かったのは、

インターネットを使う際に

Safariよりもクロームを使っている人が注目されたことです。

ロームを使っている人はよりテクノロジーに詳しいとのことです。

より快適にインターネット接続ができるように

もともと用意されていたSafariではなくクロームを選択するという

手間を惜しまなかったのです。

 

私も普段インターネットを使う際に

ロームを使うようにしています。

 

オリジナルな人の特徴は

既存のものを疑い、好奇心を持って

その結果より良い選択肢を見つけます。

 

つまり、デ・ジャ・ヴの反対の概念であるブ・ジャ・デを行っているのです。

ブ・ジャ・デとは、既知のものを新たな視点で見つめ新たな洞察を得ることです。

 

オリジナルな人の別の特徴として以外だったのが、

オリジナルの人は必ずしもリスクテイカーというわけではないということです。

むしろリスクテイキングからリスクを取り除こうとする人なのです。

 

オリジナルな人になるためには

多くのアイデアを生み出すことが大切であるという指摘も

目からウロコでした。

 

自分のオリジナリティーの評価を求める際に

同じ分野の仲間の意見を求めることが1番信憑性が高いそうです。

 

そして直感は、自分の経験が豊富な分野においてのみ正しいと言う指摘に

ハッとさせられました。

 

逆に言うと、自分の経験が浅い分野については

直感ではなく分析をしっかりすることが大切です。

 

誰もがオリジナリティを生み出すことを楽しめる時代が

ようやく到来しました。

 

この本を読んで

子どもたちのオリジナリティを高められる教育を実践していこうという気持ちが

一気に高まりました。

 


ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 (単行本)