JJ選択日記

本・英語・旅について発信しています

『イノベーション・オブ・ライフ』を読んで「用事を片付ける」という視点を学んだ

半年後に新しいキャリアに移行できるように現在少しずつ準備を進めています。

 

先日、目標としていた TOEIC 900点を取ることができ
現在は英語のスピーキング力と ICT のスキルを強化することに専念しています。

 

しかし具体的にどのような形で
他の人のお困りごとを解決するお手伝いができるのだろうか?

 

どのような働き方をすれば私は幸せに感じることができるのだろうか?

 

これらの問いに対して明確な回答を見出せない状況が続いていました。

 

そのような時この本に出会うことができました。

 

 

この本には「しあわせなキャリアを歩むにはどうすればいいか?」という問いに対する答えが明確に記されていました。

 

しあわせなキャリアを歩むにはどうすればいいか?

①まず優先事項を明確にする

優先事項とは自分が意思決定を行うときに判断の拠り所とする中核的な基準ということです。

 

私にとっての優先事項の上位三つは以下のとおりです。

 

1  時間を自由に自分でコントロールできること

2 現在およびこれからの人生で自分が安心できるレベルのお金が十分にあること

3 健康な心と体を維持して新しいチャレンジをし続けること

 

②衛生要因と動機づけ要因の両方を満たすこと

衛生要因とは自分のステータス、報酬、安定した職、作業の条件などです。

ただしこれが満たされるだけでは仕事が好きになるということはなく
仕事に不満がないということだけになります。

 

これに動機づけ要因が合わさることで自分の仕事が好きになることにつながります。

 

動機付け要因にはやりがいのある仕事、他者による評価、責任、自己成長などが含まれます。

 

③自分の優先事項に自分の資源を使うこと

自分が大切にしていることに自分の時間とお金を適切に費やしているでしょうか。

たとえば、上記の私の優先事項に関して
以下のような資源の使い方をすることが望まれます。

 

1 やりたくないことに時間を使わない

2 浪費を減らして資産を増やす

3 安心安全な食生活と7時間以上の睡眠、そして適度な運動を継続する

 

④「用事」を正しく片づける

この本を読んで一番感銘を受けたところは
この考え方を常に意識して行動することの大切さに気づかされたことです。

 

例えば私は現在学校で働いているのですが
この場合、保護者や生徒が生活に生じるどんな用事を片付けるために学校を雇うのかを
教師が理解することが大切です。

 

生徒が片付けなくてはならない二つの基本的な用事は
成功したいという達成感を得ることと友人を作ることです。

 

ところが学校はほとんどの生徒が落ちこぼれだと感じるようにできています。

 

常に成績や偏差値を意識させることで
自分の可能性に限界を感じてしまうように導かれているのだと考えられます。

 

大切なことは生徒が日々達成感を得られるようにカリキュラムを改革することです。

 

この本で私が一番学んだことは、

仕事でもプライベートでも
自分がどんな用事を片付けるために雇われているのかを理解することで
大きな見返りが得られる

ということです。

 

この視点に基づいて私の新しいビジネスを作り上げていきます。

 

何度読んでも考えさせられる良書です。