JJ選択日記

本・英語・旅について発信しています

教育

『学校ってなんだ!日本の教育はなぜ息苦しいのか』を読んで思ったこと

私は長年日本の学校で教員をしています。 そして教員になってから現在に至るまで 日本の学校は「息苦しい」とずっと思ってきました。 どのようなところが息苦しいと思ったのか。 ・勤務時間が定められているのに、出勤時間前に校門指導が入ったり、 退勤時間…

『学校ってなんだ!日本の教育はなぜ息苦しいのか』を読んで思ったこと

私は長年日本の学校で教員をしています。 そして教員になってから現在に至るまで 日本の学校は「息苦しい」とずっと思ってきました。 どのようなところが息苦しいと思ったのか。 ・勤務時間が定められているのに、出勤時間前に校門指導が入ったり、 退勤時間…

Teaching with Google Jamboardのテンプレートがかなりおすすめ

2学期が始まり、早速オンライン授業となりました。 職場の同僚は、翌日のオンライン授業へ向けて、 お互いに相談しながら準びを進めていました。 その時、GoogleのJamboardというホワイトボードの使い方を 教えてほしいとのリクエストがありましたので、 今…

【本】教育委員会が本気出したらスゴかった。

学校現場が、本格的な休校になったのは今から1年3ヶ月前のことでした。 当時、一部の斬新的な学校を除いて、日本のほとんどの学校は機能停止状態になり、 多くの子どもたちの学びが止まってしまいました。 そのような時、熊本市の教育庁の遠藤氏は、未来を見…

「グロービス学び放題」が楽しい

今年の私の夏休みは1週間のみだ。 世間一般では、1週間と聞いて短いとは思わないかもしれない。 しかし、教師として平日の夜のみならず 休日も自宅で授業準備をせざるを得ない者にとって 唯一のリフレッシュできる時期が長期休暇中だ。 今年はコロナによる休…

子どもが「学び合う」オンライン授業!

現在、日本中でコロナ感染が増えてきていることから またいつ学校休校や分散登校が再開されるかもしれない。 そのような中、多くの学校現場では いまだにオンライン授業の準備がほとんど進まず これまでの従来の授業にしがみついているのが現状である。 今年…

新コーチングが人を活かす

今年のコロナ感染により、学校のあり方は大きく変わりつつある。 実際、それまでICT教育に全く取り組んでいなかった学校が 少しずつではあるがテクノロジーを用いる教育に関心を示し始めた。 さらに、保護者の中にはオンライン授業が今後日常生活で行われる…

Society 5.0に向けた進路指導

先日、職場の同僚から学校に来れない生徒の今後の進路について相談があった。 何らかの事情で全日制の学校に適応できないようだ。 私は迷うことなくN高等学校を勧めた。その同僚は、そもそもN高等学校の存在を知らなかったようだ。また、その生徒の保護者も…

「人脈」ファーストの生き方へ

これまでの私の人生は、人脈作りを極力避ける人生だった。 しかし、今日「人脈」について深く学んだことで、これからは人脈ファーストの生き方をしていくことを決めた。 ところで、なぜ私は人脈作りを避けてきたのか。 3つのことが原因だと考えている。 ①無…

withコロナ時代の学校の先生としての働き方④ 〜 先生の知的体力の差が顕著になる学校現場

私は10年以上前からテクノロジーを使った教育に興味があり、職場の上司や同僚にテクノロジーを教育現場に少しずつ導入することを提案してきました。 しかし、ほとんどの人が、テクノロジーは危険、オフラインが安全だという信念のもとに、時代の流れに逆行す…

withコロナ時代の学校の先生としての働き方③ 〜 β(ベータ)版の授業を楽しむ

今回は、β(ベータ)版の授業を楽しむことについてお話します。 β(ベータ)版とは不完全なことを意味します。 現在在宅勤務中なので、生徒たちとの毎日のやりとりは学習支援プラットフォームで行っています。 はじめてのオンラインでの授業の準備をしていること…

withコロナ時代の学校の先生としての働き方② 〜 リモートコミュニケーションに必要な3つのスキル

今回は、リモートコミュニケーションに必要な三つのスキルについてお話ししたいと思います。 在宅勤務になり、職場の同僚から頻繁にメールで問い合わせや連絡が来るようになりました。 また、学習支援プラットフォームを通して、生徒たちからも頻繁に連絡が…

withコロナ時代の学校の先生としての働き方①

今年の3月から休校措置が続いていることで学校の先生としてこれからの働き方について深く考える毎日が続いています。 このブログで、学校の先生としてこれからの働き方について自分の考えや行動についてまとめていきます。 これからの学校のあり方について、…

【書評】シン・ニホン 〜未来は目指し創るもの

今回は、安宅和人さんの「シン・ニホン」という本をご紹介します。 シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成 (NewsPicksパブリッシング) 現在、コロナで学校現場は機能停止状態になっていますが、この本を読んで、ニホンの未来の教育に希望…

【書評】仕事はここまで削減できる!学校改革スタートブック

コロナのため、現在多くの学校が休校中です。 多くの教師も在宅勤務中のことと思います。 この時期に、これからの学校のあり方について深く考え準備していきたいと思いこの本を読んでみました。 仕事はここまで削減できる! 学校改革スタートブック 大分大学…

ブックレビュー: 世界を変えるSTEAM人材 シリコンバレー「デザイン思考」の核心

数ヶ月前からSTEAM教育に関心を抱いています。 日本では、STEAM教育を実践している教育機関はまだ少数ですが、 実際海外ではどのような様子なのかを知りたいと思っていました。 世界を変えるSTEAM人材 シリコンバレー「デザイン思考」の核心 (朝日新書) 作者…

ブックレビュー:FACTFULNESS

私が、ハンス・ロスリング氏のことを初めて知ったのは、今からおよそ5年前に見た以下のTED Talkでした。 Hans Rosling: Global population growth, box by box バブルチャートを使って、こんなにおもしろく、そしてわかりやすく世界の現状について説明できる…

針を刺せる先生とドリル先生 〜 Weekly Ochiaiを見て考えたこと

先週のWeekly Ochiaiは特別版の無料放送でした。 newspicks.com 「シン・ニホン」という本の著者である安宅和人さんと落合陽一さんが、これからの日本を再生するために何が大切なのかについて対話をされていました。 シン・ニホン AI×データ時代における日本…

卒業式の簡素化について思うこと

コロナウィルスの影響で学校が休校になりその関係で卒業式が簡素化しているという情報がtwitterでつぶやかれていました。 そのことについて賛否両論の意見が飛び交っていましたが私は卒業式の簡素化を指示しています。 そもそも卒業式は必要か? もし必要な…

「心理テクニックを使った!戦略的な学級経営」の本の内容が、私の学級経営のあり方とぴったり重なっていた

あと10日ほどで新年度を迎えることもあり 以下の本を読んでみました。 心理テクニックを使った! 戦略的な学級経営 この本を読み終えて驚いたのは 私の2019年度の学級経営のあり方が まさにこの本に示されていた内容とぴったり重なっっていたことでした。 …

最新脳科学が教える高校生の勉強法

かつて私の多くの教え子から次の質問をもらいました。 「どのようにすればもっと効果的に暗記ができるようになりますか?」 その生徒たちによると、 中学生まではなんでもすぐに暗記できたのに、 高校生になった途端、暗記ができなくなったとのことでした。 …

2020フューチャーマッピング書初めを仕上げました

先ほど、Almacreactionの石ケ森久恵さんのファシリテーションによる フューチャーマッピング書初め に参加しました。 フューチャーマッピングという言葉が以前から知っていましたが 今回、初めて自分でフューチャーマッピングを書いてみました。 2時間に渡り…

【ブックレビュー】スクールメンタルコーチ直伝 思春期コーチング 先生のための言葉かけメソッド

私は、今年から新たな勤務校で中学生の担任をしています。 担任をする前に、前年度の担任の先生をはじめ多くの先生方から 生徒たちの昨年の様子を聞かせていただきました。 その生徒たちの中に問題行動を起こす生徒たちがいることを聞きました。 彼らについ…

毎日を楽しく過ごす3つのコツ

先日、高校1生の女子数名と語り合っていたとき、 そのうちの1人の女子から 「なぜいつもそんなに楽しそうに話しているのですか?」 「毎日とても楽しそうに生きてますね」 と言われました。 「実は、それにはコツがあるのですよ」 と彼女たちに伝えたところ …

【ブックレビュー】世界に通用する子どもの育て方

私が今回以下の本を読んだきっかけは、 数日前にたまたまこの本の著者である松村亜里さんのお話を聞く機会があったからです。 世界に通用する子どもの育て方 松村さんとは2年ほど前にご縁をいただいていましたが、しばらく連絡を取れずにいました。 しかし、…

ブックレビュー:一流の育て方

今回読んだ以下の本は、 前回のブログでご紹介した植松努さんのお話とかなり共通していました。 一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる 1 自分は何が好きで、何がしたいのか かつての自分を含め、これがわからない子どもたち…

ようやく植松努さんにお会いする夢が実現しました

ずっとお会いしたかった植松努さんの講演会に行ってきました。 私が初めて植松さんのことを知ったのは、植松さんのTED Talkを見たときでした。 Hope invites | Tsutomu Uematsu | TEDxSapporo あまりにも感動的な内容で植松さんにメールでメッセージを送りま…

AR動画を作りたい人にはAR Makrアプリがおすすめ

これからはARを使った授業をデザインしたいと思っていました。 しかし、なかなか一歩を踏み出すことができていませんでした。 ところが先ほどたまたまAR Makrというアプリのことを知り 実際に使ってみたところとても楽しくて これは授業で使える!と思いまし…

講師と教諭の差別について考えてみました

先ほど、以下のブログを読んで あらためて講師と教諭の差別について考えてみました 世の中の「働き方の激変っぷり」と学校の「変わらなさ」の乖離がすごいwという話。 : 生徒の心に火をつけるためのブログ 私は長年教諭として働いてきましたが、 数年前から…

『知ってるつもり 無知の科学』を読んで決意したこと

今週は以下の本に触れて深い内省の時間を多く持つことができました 知ってるつもり――無知の科学 この本の内容でハッとさせられたのは 人間は無知である、ということではない。 人間は自分が思っているより無知である、 ということだ。 というところです だか…