JJ選択日記

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Society 5.0に向けた進路指導

先日、職場の同僚から学校に来れない生徒の今後の進路について
相談があった。

 

何らかの事情で全日制の学校に適応できないようだ。

 

私は迷うことなくN高等学校を勧めた。

その同僚は、そもそもN高等学校の存在を知らなかったようだ。

また、その生徒の保護者もこの存在を知らないとのこと。

何らかの形でN高等学校について伝えようと思っていたところ
以下の本が発売された。

 


Society5.0に向けた進路指導 個別最適化時代をどう生きるか

 

この本には、N高等学校をはじめ様々な広域通信制高等学校
紹介されている。

ちょうど数日前に以下の動画が配信されていて
N高等学校が今年の2月末から臨時休校中に
どのようにオンライン授業を進めてきたのかという
話を聞くことができた。

 

toyokeizai.net

 

N高等学校では、休校による影響はほぼなく
従来通りオンラインによる授業を進めていたということだ。

N高等学校はオンラインをメインとした学校なので
システムはすでに確立されていたのだ。

これからの学校の役割は何か。

この本は、

子どもたちが人脈作りをする場所

だと述べている。

ならば、現在コロナ後の学校再開により
詰め込み授業を強要され、
人脈作りに必要な行事が尽く中止になっている現状を見ると
今の学校はこれからのあるべき「学校」として
全く機能していないと考えられる。

このような状況であれば
自分の子どもを全日制の学校に行かせるよりも
未来の学校を見据えた広域通信制高校に通わせた方がよいと
考える親が増えてくることは間違いない。

また、現在全日制の学校で教師をしている人は
過労死のリスクがある理不尽な働き方を強要されるよりも
子どもの可能性を支援できるファシリテーターとして活躍できる
新たな場所で働くことを選ぶようになることも考えられる。


現在、日本ではコロナウイルス感染第2波が来る前兆が見られる。

このような中、学校はどのように子どもたちと先生を守っていくのか。

この問いについて真剣に考えている学校の先生と保護者に
読んでいただきたい本だ。

 


Society5.0に向けた進路指導 個別最適化時代をどう生きるか