JJ選択日記

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『脳を鍛えるには運動しかない!』をもっと早く読んでおきたかった

2020年3月のコロナの影響によって外出する機会がすっかり減ってしまいました。

 

その時以来以下の状態が増えてきました。

・運動することもなくなり体重が少し増えてしまった
・モノや人の名前がすぐに出てこなくなった
・周りのちょっとした騒音にイライラするようになった

 

もしかしてこれは加齢によるものかと思い込んでいました。

 

しかしこの本を読んでから運動をまったくしないことによって
上記のような状況になっているのではないかと考えるようになりました。

 

 

 

そしてこの本を読んだことで本気で運動をしたくなりました。

 

この本で紹介されていた様々な事例を知ったことで
自分だけではなく周りの人に対しても運動することを積極的に進めたいと思いました。

 

運動するのは脳を元気にすることだとわかったからです。

 

逆に言うと運動をしないことは脳を殺してしまうことになります。

 

うれしいことに、脳は筋肉と同じで使えば育っていきます。

 

そして体を動かすことで脳が活性化されます。

 

この本で紹介されているネイパービルセントラル高校の生徒たちの0次元体育によって
生徒たちの成績が向上したという研究結果は非常に興味深い内容でした。

 

私が担当している生徒たちで学業の成績が上がらないために
運動部を辞めることを希望する保護者がいますが、
この研究結果を伝えたところ
その生徒も保護者も運動することで脳が鍛えられることを理解し
そのことを意識して適度な運動と学習をしていきたいと思うようになりました。

 

脳が元気になることで記憶力が高まります。

 

なので、例えば、英語の単語を覚える時に
より効率的に覚えることができるようになります。

 

ある研究によると運動前より運動後の方が20%早く単語を覚えられるとのことです。

 

一方、慢性ストレスが続くとコルチゾールの活動によって
余分な燃料がお腹周りに贅肉としてついてしまいます。

 

また、慢性ストレスによって思考する部位のエネルギーが奪われてしまいます。

 

このため新しい情報が入ってきても
ニューロンのほとんどが遮断されているため記憶できない状況になります。

 

実は今から7年前に私は極度の慢性ストレス状態のため
新しい学びをしてもまったく吸収することができず
物事を考えられない悲惨な状況に陥ってしまいました。

 

慢性ストレスのために脳が萎縮してしまい
不安恐怖という状況に陥り
新しい情報を吸収する余裕がなくなってしまっていたのだと考えます。

 

その当時、座りっぱなしの生活が続いていたため
有酸素運動をしていなかったので脳が萎縮し、
その結果体の筋肉も縮まってしまい体が緊張していました。

 

そのため脳もリラックスすることができなくなってしまいました。

 

そのため不思議な窒息の発作に襲われたり
呼吸困難に陥るようになってしまいました。

 

このような症状がまさに不安障害だったのです。

 

この本を読むまでは自分の症状が一体何なのかが全くわかりませんでした。

 

何度も病院に行きましたが、原因がわからないと言われていました。

 

しかしこの本を読んで自分の症状が不安障害だということがわかりました。

 

不安障害の中でも私に該当していたものは社会不安障害だったことがわかりました。

 

この本によると
社会不安障害は人と会ったり話したりという社会的な状況がすべて恐ろしくなり
ひどい状態では他の人に見られることさえ怖くなってしまいます。

 

私の場合、職場の同僚だけではなく
自分の家族と世間話をすることさえ苦痛になってしまいました。

 

なぜなら相手と話すことで
心臓の鼓動が激しくなり顔がこわばってしまっていたからです。

 

相手も私のこわばった表情に違和感を感じてしまっていたと感じたので
何か自分が屈辱的な思いをするのではないかという心配でいたたまれなくなってしまい
なるべく人と話すのを避けていました。

 

そして家に帰ってきて一人になった時に
そのような自分が情けなくなってしまいさらに落ち込んでしまいました。

 

そして不安になりたくないとばかり思って毎日を過ごしていました。

 

本当なら誰にも会わずずっと一人でいたかったのですが
そうするとこのままずっと引きこもりになると思っていました。

 

なので毎日必ず外に出るようにし
散歩をしたりカフェで仕事をするようにしました。

 

自分の中でどんなにしんどくても絶対動きを止めないと決めていたからです。

 

2020年のコロナをきっかけに働き方がずいぶん変わり
精神的にも肉体的にも余裕が出てきました。

 

また常にマスクを着用していたことから
他の人と話すことが苦痛でなくなりました。

 

なぜならこわばってしまった顔が人に見られないという
安心感があったからです。

 

コロナの状況は多くの人にとって本当にしんどい状況でしたが
実は私にとっては心身の安らぎを取り戻せるとても貴重な3年間だったのです。

 

もし当時にこの本を読んでいたらすぐに運動を始めていたことと思います。

 

運動すると体の筋肉が緩むので脳に不安をフィードバックする流れが断ち切られます。

 

つまり、体が落ち着いていることで脳が心配しなくなるのです。

 

具体的にどのような運動するのか

・毎日30分以上ウォーキングする(有酸素運動になります)
・週末にジョギングをする(有酸素運動になります)
・毎晩寝る前に床の拭き掃除をする(しゃがむことで筋力を鍛えられます。同時に部屋もきれいになります)
・毎晩寝る前にヨガやストレッチをする(体のバランスと柔軟性を向上させることができます)

 

現在なかなか勉強がはかどらず物覚えが悪い人、
運動不足や食べ過ぎのために体型が変わった人、
人間関係で悩んでいる人、
老後について心配している人、
心臓病や糖尿病、乳がん、認知機能低下を予防したい人、
かつての私のように何らかの不安障害に苦しんでいる人
などにぜひ読んでいただきたい素晴らしい本です。

 

この本を読むことで現在の苦しみが緩和し
人生が大きく好転する人が増えると確信しています。