先日、学校のテストが終了しました。
生徒たちは自分のテストの点数を見て一喜一憂していました。
中には、勉強の仕方がわからない、と嘆いている生徒もいました。
その様子を見ていて 私はそのような生徒たちをサポートする教育者として
根性論ではなく「学び方」の科学的アプローチを伝えることが 一番大切だと
改めて気づかされました。
これまではどのように教えればいいのかに焦点を当てていたのですが
今ははどのように生徒たちが自ら考えて学ぶ力をつけるのかが
大切な時代になりました。
ところでどのように生徒をサポートすればいいのだろうか?
今回読んだ以下の本にその答えが記されていました。
この本を読んでいると
大人になった私自身もまだ自分の脳を成長させることができるという
希望を持つことができます。
この本の内容を生徒たちへ伝えながら 私も一緒に実践していきます。
この本では「アクティブ・リコール」という手法を用いて
この本で学んだことを他の人に伝えることを推奨しています。
なのでこのブログでシェアしたいと思います。
1 やりたくないことを考えただけで、脳は痛みを感じる
やりたくない勉強や仕事があるときにこのような痛みを頻繁に感じていました。
でもその痛みがどこからやってくるのかがわかりませんでした。
この本によると、痛みを感じる脳領域の島皮質が赤くなるようです。
しかし、やりたくないことでもやり始めると
20分ほどで痛みが消えてしまいます。
なので嫌なことを短時間でもとにかくやり始めてみることです。
2 学校の成績が悪い生徒でも、脳を作り直し、学業で成果をあげることは可能だ
「神経可塑性」という概念があります。
脳の痕跡や形を変えることができるということです。
つまり学習によって脳をつくり変えることができるのです。
このことを生徒たちに伝えたいと思います。
3 睡眠の力
最近では睡眠の研究が進んでいて
寝ることが私たちの健康と幸せのために最も大切だということがわかっています。
この本では睡眠がなぜ賢くなるために大切なのかを
非常にわかりやすく説明してくれています。
ニューロンの画像に映し出された樹状突起に
小さいコブのような樹状突起棘が眠っている間に大きくなり
これが学習内容について考えることをより容易にしてくれます。
逆に言うと、授業中に先生の説明が理解できても
その後何も復習しなければまったくわからなくなってしまいます。
特に試験前に一夜漬けをしてしまうと睡眠回数が減ってしまい
その結果細かいところまで記憶しきれないままになってしまいます。
テストで結果が出なかった生徒たちに伝えたいことは
ある概念を理解するのに他の人よりも
多く反復練習をする必要がある人もいるということです。
自分の能力が劣っているのではなく
練習量が足りなかったと考えて
練習する頻度を増やしていくことが大切なのです。
ちょうどこの本の半分を読み終えたところで
アクティブ・リコールしたことをシェアするようにとのお題がこの本にありました。
後半を読み進んでいく中で新たな学びをまたブログでご紹介したいと思っています。
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